美味しい物

コーヒーを美味しくするための7つのこだわり

忙しい仕事の合間にほっと一息入れるためのコーヒー。

わずか15分程度、コーヒータイムを取り、美味しいコーヒーをいただくことでリフレッシュできます。

コーヒーと一口に言っても、インスタントコーヒーから自家焙煎の豆を自分で挽いて淹れるコーヒーまで千差万別ですが、できれば美味しいコーヒーを飲みたいですよね。

コーヒーを美味しく飲むために私がこだわっていることが7つあります。

その7つを意識するだけで毎日のコーヒータイムがより充実したものとなりますよ〜。よろしかったら参考にしてみてください。

コーヒーを美味しくする7つのポイント

①豆の鮮度が大事!

コーヒーの実

コーヒー豆って、ホントは「豆」ではなく、上の画像にある果物の実の中にある「種」なんです。つまりコーヒー豆は「果物」ということです。

果物なら、やっぱり新鮮さが大事ですよね!

②焙煎後の日数は浅いほうがいい!

コーヒーハンドドリップ
そして焙煎からの日数は浅いほうがいいです。できれば3日以内。長くても2週間以内です。

コーヒーを淹れるときに、お湯を注ぐと「モワモワモワ〜」って膨らみますよね(いわゆる「コーヒードーム」というやつ)。あの膨らみはコーヒーが炭酸ガス(二酸化炭素)を放出しているから。鮮度がいいほど膨らみも大きいのですが、2週間までがピークで、それ以上日にちが経つとだんだんと膨らみが小さくなっていきます。

つまり、お湯を注いでも全然膨らまないコーヒーは鮮度が落ちているということです。そして鮮度は落ちたコーヒーは味も香りも落ちています。

ちなみに、蒸らしで大事なのは「コーヒーの粉全体に適量のお湯が均等に行きわたるかどうか」ということです。これはケーキを焼くときも同じ。料理の基本です(表面だけ焼く牛肉のステーキはまた別です笑)。

③水

3つ目は水にこだわるということです。「こだわる」とはいいつつ、私の場合は水道の蛇口に付けた浄水器から出る水を使っているだけです。これだけでもかなり味が変わりますよ〜。

本当ならミネラルウォーターなんかを使うといいのかもしれませんが、幸い日本の水道水はコーヒーを淹れるのにも適した「軟水」ですし美味しい。ミネラル(マグネシウムやカルシウム)は少ないのですが、クセがなく飲みやすいと言われています。

以前、私が北海道のリゾートホテルで働いていたときに、ホテル内のレストランでお水を飲んだ本州からのお客様から「この水はなんというミネラルウォーターですか?」と尋ねられたことがあります(実際は、ミネラルウォーターではなくただの水道水です)。それくらい北海道の水道水は美味しいんですね。

ヨーロッパや北米なんかの水は硬水が多いようですが、硬水は日本人の口にはあまり合わないようです。ちなみに日本で利用されているウォーターサーバーの水はほとんどが軟水です。

④蒸らしとお湯の温度

沸騰したてのお湯は当然100℃ですが、そこからケトルに移し替えることで温度が少し下がります。そのときの温度を温度計で実際に計ったことがありますが、季節によっても異なりますが90〜94℃くらいになります。

それくらいの温度がちょうどいいと思います。もちろんコーヒー豆が浅煎りなのか深煎りなのかによっても違います。浅煎りなら高め、深煎りなら低めです。そして、適量を注いで蒸らしますが、蒸らすときのお湯の「適量」はコーヒーの粉の量と同じくらい。

私の場合、ほとんどが2杯分(20g)で淹れるのですが、お湯20ccが蒸らしの適量と考えています。粉の近くから、そして中心から外側に向かって全体に行き渡るように静かに注ぎます。

蒸らし時間は30秒間から1分です。そのように蒸らすことでコーヒーのエキスを抽出しやすい状態になるんですよね。

⑤お湯の注ぎ方

30秒から1分間の蒸らしが終わったら、コーヒーの中心から500円玉くらいの大きさに円を描きながらゆっくりとお湯を注いでいきます。「のの字」を描くようにとも言われています。お湯がいっぱいになったら、少し待ち、お湯が全部落ちきる前に次のお湯をまた注ぎます。

⑥ドリッパーの中のお湯を全部落とさない

適量分のお湯が落ちたなら、お湯がまだ残っていても、ドリッパーを外す。ドリッパーに残っているコーヒーの中には、えぐみとか渋みの成分が残っているので全部落としきらないほうがいいですね。

私は、実際に淹れたい量の三分の二、または半分くらいでドリッパーを外します。そして残りはお湯を入れるんです。そうすることでえぐみや渋みといった腐敗成分をできるだけ抽出しないということですね。その淹れ方で抽出したコーヒーはすっきりとした味わいになります。

なぜこの淹れ方がすっきりした味わいで美味しいのか?

残してしまったコーヒーを、「もったいないから」とカップごと冷蔵庫に保存したことはありますか? 数時間後にそのコーヒーを見てみますと、なんだか濁っている・・・そんな経験があるかと思います。

そしてその濁ったアイスコーヒーは残念ながら美味しくありません。温かい時には美味しかったのに・・・。

では、私の方法(淹れたい量の三分の二、または半分くらいでドリッパーを外し、残りはお湯を入れるという方法)で淹れたコーヒーを冷蔵庫で保存するとどうなるか?

そう、濁らないんです。

それは腐敗成分であるえぐみや苦みが出ないからです。そしてそれを飲んでみると分かりますが、美味しい! ぜひ試してみてください。

⑦保存方法

美味しいコーヒーを淹れるために重要な最後の点は「保存」です。

最初に「コーヒーは果物の実」であると書きました。コーヒーは鮮度が大事ですので、高温多湿を避け密閉容器に保存するというのが正しい保存方法です。上の画像では、透明のガラス瓶で保存していますが、できれば光が当たらないような場所に保管しておくほうが良いでしょう。

私は、冷蔵庫に保存し、すぐに飲まないものは冷凍庫で保存しています。またコーヒー豆にとって酸化は敵ですので、できれば「脱酸素剤」を一緒に入れて保存しておくことをおすすめします。

まとめ

ということで、美味しいコーヒーを飲むための7つのポイントについて解説してきました。

特に6番目の点「淹れたい量の三分の二、または半分くらいでドリッパーを外し、残りはお湯を入れる」という点ははぜひ試してみていただきたいと思います。

それでは素敵なコーヒーライフを!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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