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【実録】私、リボ払いが原因で任意整理しました。

2021年7月14日

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リボ払いは楽だと思っている人、勘違いしています。

リボ払いという言葉を聞いたことがない方はいないと思いますが、一応説明しておきます。

リボ払いとは?

「リボ払い」というのは、「リボルビング払い」のことです。たとえば、Aさんが最初に10万円を借りたとします。その返済のために月々10,000円ずつ返済を始めました。でも、Aさんはその10万円を返し終わる前にお金が足りなくなり追加でさらに10万円を「リボ払い」で借りました。ではリボ払いで返済しているAさんは月々いくらずつ返済していかなければならないでしょうか?

普通に考えると、後から借りた10万円の返済は、最初に借りた分の返済額に上乗せされるのでは?と思いますよね。つまり、10,000円+10,000円=月々20,000円ずつの返済になる・・・というふうに。でも違うんです。

リボ払いの場合、月々の返済額は変わらず10,000円ずつ、なんです。それがリボ払いです。

借りている金額は増えているのに、返済額は変わらず「10,000円でいいですよ」って、なんとなく「これはいい!楽だ!いくら買い物をしてもお金を借りても返済額は10,000円でいいんだから!」って思いますか?

それが「リボ払いの落とし穴」です。ただ、多重債務に陥らないのであれば、その返済方法は間違っていません(ちょっと利息が高いことに目をつぶれば)。

たとえばこんなケース。

「学費がどうしても必要で20万円を借りました。バイトで返済できるのは月4万円。5ヶ月程で返済できそうだ。その間、少し利息がかかってもそれは仕方がない。」

このケースでは、リボ払いでも特にデメリットになることはありません。仮に年率15%で利息がかかるとしても利息の総額は7,165円になります。

リボ払いの利息ってどれくらい?

上記のケースでの利息の計算は次のようになります。

支払日 支払元金① 手数料② 支払合計金額①+② 支払後残高
2021年8月10日 40,000 2,136 42,136 160,000
2021年9月10日 40,000 2,038 42,038 120,000
2021年10月10日 40,000 1,479 41,479 80,000
2021年11月10日 40,000 1,019 41,019 40,000
2021年12月10日 40,000 493 40,493 0

支払総額は黄色になっている「支払合計金額①+②」欄の合計額である、207,165円(内手数料 7,165円)です。つまり200,000円を借りて5ヶ月間で利息7,165円を払えば200,000円を借りることができるということですね。

この利息を高いと見るか、高くないと見るかは人によって異なることでしょう。誰にも頭を下げずに迷惑をかけることもなく20万円を借りることができる・・・と考えれば安いとも言える。でも、この超低金利の時代に5ヶ月で7,000円以上もの利息を払うのは馬鹿らしい、それもその通りです。

リボ払いが「ヤバい」と言われる理由

ただ、このような使い方であればさほど問題がないと言えますが、リボ払いの怖いところは「月々の返済額が変わらないのであればたくさん借りればいいじゃん!」とか「しょうがない、今月もまた借りるか。どうせ返す額は同じだし」という考え方に容易に陥ってしまうことなんです。

もしリボ払いの借金が2,000,000円になったらどうなると思いますか? 順調に月々40,000円ずつ返済したとしても、完済するまでにはなんと50ヶ月、つまり4年以上もかかってしまいます。借りた2,000,000円が2,634,025円(内手数料 634,025円)に膨れ上がるということなんです。

手数料(利息)だけで600,000円以上になってしまいます。月に40,000円払っていたとしても丸々1年以上は利息を払っている計算になります。

それだけならまだいいほうです。そのうち、1社に返済するために他社からも借り入れをするようになる可能性もあります(私が実際そうでした。FPなのに・・・)。そうなると、わかりますよね、自転車操業ってやつです。借りるということは返さないといけないということ。1社に返すお金がないのに2社から借りて返せるのでしょうか。・・・返せませんね。

このような状態になる大きな危険性があるので、「リボ払いはヤバい」んです。

【実録】リボ払いが返せなったらどうなるのか

さて、上記の事例は何を隠そう私自身の体験談です。多重債務者になってしまいました。トータルで6社から借りていました。最終的に任意整理という法的な手段で利息分を減額してもらって返済するという約束をしたわけです。

返済ができなくなるとどうなるか、よくテレビなんかで見ますよね。でもあんな乱暴な人たちは出てきません(まぁこれはどこから借りたかによるのかもしれませんが、少なくとも普通のクレジットカード会社からキャッシングしたりショッピングしたりした場合には)。

ただ普通に電話で督促され続けるだけです。とにかく何度も何度も電話がかかってきます。そして必ず聞かれるのか「いつ返せますか?」ということ。「いつ、いくら返せますか?」ということ。本人に約束させるんです。本人の口から「○日には○○○円払えます」と言わせるんです。

そう聞かれるとどうなると思いますか?

 

電話に出たくなくなりますよね。もうその段階まで行ったらやることは一つだけ。法的な方法で借金を整理することしかありません。

でも、自己破産や任意整理などの債務整理で経験豊富な法律のプロである弁護士や司法書士を探すのって結構、骨の折れる仕事ですよね。

一つの事務所に行って相談するとどうしてもそこで依頼しないといけないような雰囲気になってしまったり・・・。

そこでオススメなのが1000以上の事務所から自分の条件にぴったりの事務所を簡単に探すことができるサービスを利用することです。たとえば、

日本法規情報「債務整理サポート」公式サイト
https://www.soudan-form.com

上記のサイトでは簡単に自分の条件に合った事務所を探すことができます。利用はもちろん無料ですので、借金に悩んでいる方は参考にしてみてください。

自己破産と任意整理は弁護士と司法書士、どっちに依頼したらいい?

任意整理の手続きをできる法律のプロは弁護士司法書士です。

でも、弁護士と司法書士、どちらを選んだら良いの?

それは借金の金額によります。もし1社からの借金が140万円以内であれば司法書士に依頼することができます。

たとえば4社から次のような借金があったとします。

  • A社 90万円
  • B社 110万円
  • C社 40万円
  • D社 130万円

この場合は、4社の負債合計額は370万円ですが、1社での負債額が140万円を超えていませんから司法書士に依頼できます。

でも、もしD社からの借金が150万円だった場合、140万円を超えているので司法書士ではそのD社との和解交渉ができません。

そうなりますと、弁護士に依頼したほうが良いと言えるでしょう(A〜C社を司法書士、D社だけを弁護士に依頼するという方法もありますが、あなたの手間が増えるためおすすめしません)。

 

自己破産や任意整理の手続きを依頼したらどんなメリットがあるのか?

では自己破産や任意整理の手続きをするメリットには何があるのでしょうか?

一番大きなメリットは「督促電話がピタッと止まる」ことです。あれほどまでに鳴り続けた督促の嵐が一斉に静かになります。

さらに、返済している期間中(私の場合は5年以上)、利息が増えないということです。また人によっては払い過ぎた利息が戻ってくるというケースもあるかと思います。

そして最も大きなメリットはおそらくこれでしょう。それは借金ができなくなるので、自分の身丈に合った生活をするようになります。また、安易に「お金を借りればいいや」と考えるのではなく「お金を生み出すにはどうしたらいいか?」を真剣に考えて、仕事を一生懸命行うようになります。

まとめ

  • まとめてみますと、リボ払いは一概に「ヤバい」とは言えない。
  • 使い方によっては問題なし。
  • ただし、多重債務に陥る危険が高いので要注意!
  • 返せないと思ったら自己破産や任意整理といった方法があるので弁護士や司法書士に相談してみましょう。

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