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ガラケーで格安SIM(MVNO)を安く使う裏技

2021年7月18日

※この記事で言う「ガラケー」というのは、従来の3Gの携帯電話のことではなく、4Gケータイ・ガラホのことを指しています。あらかじめご了承ください。


格安SIM(MVNO)からいろんなプランが出ていますが、ガラケー(4Gケータイ・ガラホ)でも使える格安SIM(MVNO)って、果たしてあるのでしょうか?

私が実際に格安SIM(MVNO)を契約して実験して分かったことがありますのでまとめてみました。興味のある方は参考にしてみてください。

まず、ほとんどの格安SIM(MVNO)は、ガラケー(4Gケータイ・ガラホ)でも使えます(繰り返しになりますが、まもなく停波となることが決まっている3G回線を使っている携帯電話では使えません)

ただし、通話料を安くすることに関してはちょっとだけ工夫が必要です。

たいていの格安SIM(MVNO)では、通話料金を安くするために「専用アプリ」を用意しています。その専用アプリから発信した場合だけ本来なら30秒22円のところ、半額の30秒11円になるとか。

つまり、専用アプリをインストールすることができないガラケー(4Gケータイ・ガラホ)の場合、その安い通話料は適用されないということになります。でも・・・

専用アプリを使わなくても通話料が半額になる!?

専用アプリで通話料が安くなる仕組みを調べた結果、専用アプリを使わなくても発信先電話番号の前に「プレフィックス番号」というものを付けてやれば、安い通話料で通話することができるということがわかりました。

そもそも専用アプリというのは、誰でも簡単に、難しい設定をせずに安い料金で通話できるようにするためのもの。

なので、ちょっと面倒でもプレフィックス番号を付けてやれば安い料金での通話は可能になるんです。

ちなみにプレフィックス番号は7桁(または8桁)で、格安SIM(MVNO)ごとに割り振られています。たとえば「00○△※○◎」のようなものです。仮に相手の電話番号が090-1234-56●●だとしたら、 プレフィックス番号を付けて「00○△※○◎+090-1234-56●●」をダイヤルすればOK!

でも、これって毎回毎回面倒。というより、今どき、相手の電話番号をいちいち手打ちで入力しませんよね。携帯の電話帳(アドレス帳・連絡先)で検索して発信ボタンを押すだけです。

・・・ということは、電話帳(アドレス帳・連絡先)から発信するときはどうやってプレフィックス番号を付ける?

電話帳から発信するときのプレフィックス番号はどうする?

これが落とし穴なんですよね。その対応策は二つあります。

  1. アドレス帳に登録する時点でプレフィックス番号を付けて登録する。
  2. 携帯電話の設定で「番号付加設定」をする。

1は、はっきり言って面倒です。電話帳にすでに200とか300とか入っているのに先頭にいちいちプレフィックス番号なんて付けてられません。まぁ、ほとんどかけることがない人の場合、かけるときに編集し直してもいいかとは思いますが。

2が現実的ですね。今発売されている4Gケータイ・ガラホにはプレフィックス番号をあらかじめ設定できる機能が付いています。端末によって呼び名が違うかもしれませんが、たとえば「番号付加設定」「プレフィックス設定」といった名称が付いていますので、そこから設定します。

プレフィックス番号の設定方法

設定方法は端末によって異なりますが、たとえば私が使っているガラケー(4Gケータイ・ガラホ)GRATINA KYF37の場合は、「メニュー」→「電話・メール」→「通話設定」→「番号付加設定」→「プレフィックス設定」でプレフィックス番号を設定します。

次に、同じ「番号付加設定」にある「プレフィックス自動付加」から「OFF」「ON(選択付加)」「ON(自動付加)」のいずれかを選びます。

私のおすすめは赤文字にしてある「ON(選択付加)」です。こうすれば、登録してあるかもしれないフリーダイヤルなどプレフィックス番号を付ける必要がない番号に付けなくて済みます。かけるときに一手間かかりますが、こうしておくことで「この携帯では通話料が半額になるサービスを利用している」ということを思い起こすことができます(その必要の有無は別として)。

ちなみに、上の2枚の画像はGRATINA KYF37でキャプチャした画像です。この携帯はガラケーの形をしていますが、中身はAndroidなのでこういうこともできるんですね(キャプチャの方法はキー左下にあるF1+サイドのシャッターボタン長押し)。

まとめ

私は仕事柄、ガラケーを完全かけ放題で使っているのでプレフィックス番号の設定をしていません。ただ今使っているこの携帯会社はあと1年位でお得に使える期間が終わるので、そのあとはどうしようかと思案中です。

ガラケーはとにかくかけやすい!誤発信や誤操作がほとんどありません。たとえば、通話後の切り忘れ。スマホだとコレ、意外と多いですよね。

二つ折り携帯の場合は、通話中であっても折りたためば、その時点で通話が切れるようになっていますので、まずそんな誤作動はありません。

ガラケー(4Gケータイ・ガラホ)で格安SIMを使いたい方、ぜひ参考にしてみてください。

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