先日、「+1-200-282-8778」という見たことがない番号から携帯に着信がありました。
電話番号の頭に「+」と付いているのは海外からの電話。「+1」はアメリカです。私にはアメリカに友人・知人はいませんので、その時点でピンときました。
「これは詐欺電話だ！」と。
でも、ブログでこういった情報を発信していますのでとりあえず出てみます。
すると、女性の自動音声で「こちらは法務省入国管理局です」というアナウンスが流れます。
法務省入国管理局が自動音声で海外から個人の携帯電話に発信するというのは聞いたことがありません（入国管理局は行政書士とも関わりがあります）。
そこから先は何を話すのか興味津々でしたが、残念ながら付き合っているほど暇ではありませんので、その時点で切電。
入国管理局に電話して確認してみた。
とはいえ、その電話がいったい何者からの電話なのか、少なくとも入国管理局からの電話ではないということを確かめたいと思い、入国管理局に電話して確認してみました。
以下はそのやり取り。
特命係長（私）：行政書士の特命係長と申します。お世話になっております。先ほど「+1-200-282-8778」から「法務省入国管理局です」と言って電話がかかってきたのですが、入管でその番号、アメリカからの発信で国内の携帯電話に掛けてくることってあるんですか？
入国管理局：いえ、入管が海外から掛けるということはありません。それはおそらくですが「詐欺電話」の可能性が・・・
特命係長（私）：やはりそうですか。最近、「+」が付いた海外からの詐欺電話が多いようですよね。ありがとうございます。
・・・ということで、どんな詐欺なのかはわからずじまいでしたが、少なくとも入国管理局からの電話ではないということがはっきりしました。
しかも、細かい点ですが「入国管理局」は平成31年4月1日から「出入国在留管理庁」となりましたので、「入国管理局」という過去の名称を名乗っている時点で（現在は存在しない）怪しいですよね。
皆さんもどうぞお気を付けください。参考までに「出入国在留管理庁」のウェブサイトにはこんな注意喚起がありました。画像のタップ・クリックで「出入国在留管理庁」ウェブサイトに飛びます。
