私はスマホとガラホの2台持ちです。通話が多い仕事をしている方には、これは非常に有効な方法だと感じています。
ですので、もし2台持ちにするのが煩わしくないのであれば、私はスマホとガラホ(4Gケータイ)の2台持ちをおすすめします。でも「いや、携帯を2台も持つなんて煩わしい。そもそもスマホもそんなに必要ではない。通話ができればいいのでガラホ(4Gケータイ)で十分、いやガラホがいい」という方もいらっしゃると思います。
それで、この記事では
- スマホをやめてガラホにするメリット
- スマホとガラホの2台持ちにするメリット
この点についてまとめてみました。スマホをやめてガラホにしようと思っている方やスマホとガラホの2台持ちをしようと思っている方の参考になれば幸いです。
ガラホとは?
最初に、ガラホが何を指すかについて説明しておきますね。
もともと、スマホが出る前の日本の携帯電話はすべて「ガラケー」でした。でも「ガラケー」と呼ばれるようになったのは、スマホが登場してからです。スマホと区別するために「ガラケー」という呼び名が出てきた、と思っています。
ガラケーという言葉ができる前は、みんながガラケーを使っていましたから「ガラケー」という呼び名ではなく、普通に「ケータイ」と呼んでいました。
つまり、スマホではない携帯電話、従来型のガラケーのような形状をした携帯電話を「ガラホ」と呼ぶようになったんです。厳密にはガラケーの3G回線が停波して4G回線の携帯電話が出始めた頃からです。
今では3G回線で新たに契約することはできなくなったので、ガラケー型の携帯電話を使いたいという人は、「ガラホ」を使うしかなくなってしまったんですね。ちなみに「ガラホ」というのは、auが作った造語のようです。「ガラケーの型をしたスマホ」、だから「ガラホ」ということになります。ソフトバンクでは「4Gケータイ」と呼んでいます。
実際、このガラホはほとんどがAndroidをベースに作られています。だから機種によっていろんなアプリをインストールして使うこともできます。もっとも操作性が良くないので、スマホのように使えるわけではありません。
とりあえず、「ガラホ」が何なのかについてはざっくりとおわかりいただけましたか?
さて、ここからが本題です。
スマホをやめてガラホにするメリット
では、スマホをやめてガラホにするメリットにはどんな点があるのでしょうか?
実際に使っている私の所見ですが、次のようなメリットがあると感じています。
電池の持ちが圧倒的に長い。
スマホに比べて、バッテリーの持ちはかなり長いです。もちろん従来型のいわゆるガラケーと比べると短いのですが。
使い方にもよりますが、私の場合、ガラホが通話専用として使っていますので、Wi-Fiで通信をしない設定にしています。さらにはインターネット接続もしない設定にしていますので、パケット(「ギガ」)を消費しません。これも電池の持ちに大きく影響しています。
実際にどれくらい電池が持つんだろうと調べてみましたら、5日は持ちました。もちろんこれは長距離移動の有無や通話時間の長さも関係してきますので一概には言えません。
携帯電話代が安くなった。
これは、パケット(ギガ)を消費しないのでパケットの契約を最も安いプランに変更できるからです。たとえば、ドコモのirumoでは0.5GBのプラン(月額550円)があります。あるいはauのサブブランドであるpovo2.0ではデータ通信の契約をせずに月々0円で運用できたりします。
私のメイン回線はこのpovo2.0です。データ通信のトッピングは付けていません。逆に「通話トッピング(通話かけ放題)」1650円を付けており、完全に通話専用端末となっています。
そうなると、このガラホの携帯電話代は月々1650円になりますね。これが実際の請求予定額です。
こんなふうに携帯電話代が完全かけ放題でも1650円なんですから、やはり安いと言えるでしょう。
電話としての使い勝手が良い
個人的には、「電話としての使い勝手が良い」、これがかなりのメリットだと思っています。スマホだととにかく画面のいろんなところに指が触れてタップしてしまい、知らないうちに誰かに電話をしているということがあったり、あるいは通話を切ったつもりなのに切れてなくて、余計な会話がダダ漏れになっていたり・・・(汗)
でもガラホですと、そういう失敗がまったくありません。私が使っているのはauのガラホKYF37という二つ折りのちょっと古いガラホなのですが、パタンと閉じれば自動的に通話が切れるので安心です。
また、よく掛ける相手先を短縮登録(「スピードダイヤル」と言います)しておけばツータッチで発信できてしまいます。これが何より便利!
ちなみにKYF37の場合、数字キーの0から9まで短縮登録をしておけば、その10箇所はツータッチで発信できてしまいます。「0+発信キー」「1+発信キー」・・・「9+発信キー」で全部で10箇所です。
スリータッチでもよければ99まで登録できます(正直なところ、そこまで短縮を覚える自信がないです・・・)。
端末が安い
最近のスマホは、やはりお値段が高いですよね。その点、ガラホはビジネス用途で使うためのオーソドックスな物であれば税込20,000円〜30,000円程で新品が買えます。中古なら5,000円程で入手できます。
ドコモもauも契約時には親ブランドで契約、その後サブブランド(irumoやpovo)に乗り換えればケータイブラックに載ることもありません。
SNSに気を取られることがないためムダに携帯に時間を取られず煩わしくない
これも意外と大きなメリットですよね。「最近のスマホはとにかくいろんな通知が多くて煩わしい!」
そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。いろんなアプリが使えて便利な反面、不必要に時間を取られてしまうのもスマホです。ガラホならシンプルな機能しかないので、そういうこともありません。
さて、ここまではスマホをやめてガラホに替えることのメリットについて挙げてみました。次に「スマホとガラホの2台持ちのメリット」について挙げてみたいと思います。
スマホとガラホの2台持ちにするメリットは?
ガラホには、確かにSNSに気を取られないというメリットがある反面、家族や友人とはLINEで連絡を取るという場合には完全にスマホをやめるというのも現実には難しいのではないでしょうか。
・・・と考えると、スマホをガラホを2台持ちにするメリットが見えてきますね。
スマホは連絡用やちょっとした調べ物として使える
そんな時に使えるのが、データ通信用あるいは連絡用としてスマホを活用するという方法です。たまの調べ物とか連絡用として使う程度であれば、月の使用パケット量はせいぜい3GBから5GB程度。
その程度のパケット(ギガ)なら月額1,000円もあれば足りるはず。私が使っているスマホではそんなデータ通信目的のためにHISモバイルのSIMカードを挿してします。
3GBから5GBのパケット量なら月額1,000円程度で使える
ちなみに私が利用しているHISモバイルは3GBで月額770円。その一つ上のプランは7GBで月額990円。それでいてデータ通信専用プランではないので、いざという時には、たとえば、au回線のpovoが通信障害で通話ができなくなったといった時にも緊急用回線として通話することができます。その安心感は大きいですよね。
通話をしながら調べ物ができる
これ、かなりの頻度で遭遇するシチュエーションです。もちろんスマホ1台でもできることではありますが、スマホに表示されている情報を見ながらガラホで通話ができるほうがはるかに便利、なんですよね〜
通信障害の際のバックアップ回線があるという安心感
メインで使っているガラホの回線に通信障害が発生した場合でも、もう一つの通話回線が別キャリアであれば、通話も通信もできますので安心ですよね。
私もガラホをau回線(povo)で契約し、スマホをHISモバイル(ドコモ回線)で契約しています。今どきのスマホはDSDV端末も多いので、スマホに2回線、たとえばソフトバンク回線を入れれば3キャリアで使えることになり、より安心ですね。
では最後に2台持ちのデメリットについて。
スマホとガラホを2台持ちするデメリットは?
これは、「2台持つのが煩わしい」という点に尽きます。ただ、実際に何年もこの使い方をしている私は慣れました。慣れますよ。上記のメリットはこの煩わしさというデメリットを完全に上回ります。
まとめ
個人の感想ですが、ガラホで使うベストMVNOはpovo2.0(au回線)。そしてスマホで使うベストMVNOはHISモバイル(ドコモ回線)。この2回線で契約していればいざという時も安心ですし、月々の料金も合計で3,000円以内に収まるというコスパの高さは魅力です。
もちろん仕事で使う以上は、コスパの高さが最重要事項ではありませんが、何よりもその便利さが魅力ですよね。これはスマホ1台持ちの1歩も2歩も上を行きます。ぜひ検討してみてください。
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