auの端末であるKYF37がなかなか秀逸な端末なので、仕事用のかけ放題携帯電話(スマホではなくガラケーふうのガラホ)で愛用しています。
こちらの記事でも「プラチナバンド」について書きましたが、KYF37を特に通話や通信で使いこなすためにはバンド問題がありますから、やはりau回線を使った格安SIM(MVNO)を利用するのがベストでしょう。
ではau回線を使ったMVNOにはどんなサービスがあるのでしょうか、調べてみました。
この記事はPRを含みます。
【2023年版】au回線を使える格安SIM(MVNO)
au回線を使えるMVNOは次の6社のサービスがあります。
最も利用者の多い3GBで調べてみますと、最安値はnuroモバイルの3GB792円です。
私も昨年、nuroモバイル(au回線)を利用していました。その時の速度は下記のyoutubeの速度とほぼ同じくらいの速度です(もちろん昼の時間帯なのか、夜の時間帯なのか?などによって速度は変化します)。
その他5社は、イオンモバイル・mineo・UQモバイル・povo・BIGLOBEモバイルです。イオンとmineo以外は親会社がKDDI、つまりauの系列会社ということになります(povoはKDDIがauとは別ブランドでサービスを提供)。
MVNO | パケット数(GB) | 最安料金(円) | 備考 |
---|---|---|---|
UQモバイル | 3 | 1,628 | |
povo | 3 | 990 | |
nuroモバイル | 3 | 792 | |
mineo | 5 | 1,518 | |
BIGLOBEモバイル | 3 | 1,320 | |
イオンモバイル | 3 | 1,078 |
今、私がau回線で使っているのはpovoです。これはさすがに速いです。しかも安い。3GB990円(税込)というのはnuroモバイルに次ぐ安さです。ただし、留守番電話機能がありませんので仕事で使うには・・・というかんじがしないでもありませんし、余ったギガ(パケット)を翌月に繰越できないのもちょっと残念です。
私の場合、仕事で使う関係上、「通話かけ放題」が必須なのですが、留守番電話は必要ではありません。話し中でも圏外であってもSMSで着信を教えてくれるので折り返せばいいだけ。
その「通話かけ放題」をメインに使いたいという場合、povoでは基本料金が不要で通話かけ放題のトッピングだけでOK! つまり1650円(税込)だけで通話がかけ放題できちゃうんです。これはいいですよね。
ところが2023年3月現在、通話かけ放題の最安値はpovoがmineoに王座を明け渡してしまいました。そのmineoのプランはコレ。
「マイそくスーパーライト」
料金はなんと、月額250円です。これに通話かけ放題オプション1,210円を追加すると1,460円!もちろん専用アプリは不要なのでガラホでも使えます(私も使ってみました)。
通話かけ放題(完全かけ放題です。10分とかじゃなく)で1,460円って太っ腹ですよね! これでpovoの通話かけ放題よりも190円も安くなりました。
UQモバイルは、他の5つのサービスと比べるとちょっと高い気もしますが、留守番電話や転送が使えるというメリットを考えると、それらを必要とする方にとっては他と比べて十分なアドバンテージになっているかと思います。
目的別・使用用途別のベストチョイスはどれ?
ではここから、目的別・使用用途別のベストチョイス格安SIMはどれなのか?
「通話かけ放題だけあれば十分!」という方向け
通話かけ放題だけあれば十分という方は、povoが最安値となります。なにせ基本料金なしで通話かけ放題のトッピング1,650円のみでOKです。
しかも、povoの「かけ放題」には通話アプリが不要なのでとても便利です。私はガラホ(ガラケー型の4Gケータイ)にpovoのSIMを入れて使っていますが、専用のアプリが不要なのでガラホでも全然OKです。
ただし、povoには留守番電話サービス(端末の留守電ではなく)や転送サービスがないので、これらが必須という場合はpovoでは使えませんね。
「通話はあまりしない。データ通信を安く使いたい」という方向け
「通話はあまりしない。データ通信を安く使いたい」という場合は、必要なギガ(パケット)数によってどのサービスを選ぶべきなのかが変わってきます。
月に1GB程で良いのであれば、イオンモバイルの1GB858円(税込)というのがありますが、nuroモバイルでは3GBまで792円で利用できます。
イオンモバイルのメリットは1GB刻みで月ごとに契約を変更することができますので、まずは1GBで契約し様子を見て、次月の契約ギガ数を変更するという手もあります。
利用者が最も多いのは3GBでの契約だそうですが、最安値のnuroモバイル792円に次ぐpovo990円もなかなかいいです。nuroモバイルはpovoと違い、「データ繰り越し」ができるという点がメリットです。「繰り越し」はpovoにはありません。
「通話もデータ通信もある程度はちゃんと使えるほうが良い!」という方向け
「通話もデータ通信もある程度はちゃんと使えるほうが良い!」という方向けには、私も使っているマイネオ(mineo)が断然オススメです。
2022年4月からmineoでは「完全かけ放題」の通話オプションができました。料金はなんと、1210円(税込)です。「完全かけ放題」単独の料金として見ると、現時点での最安値です。
10分かけ放題の料金だと550円。これも他社よりも断然安いです。この料金、他社では5分かけ放題のお値段で、10分かけ放題が利用できるということになります。
mineoは音声通話が利用できる最安値のプランは1GB1,298円と、その部分だけ見るとちょっとお高い感じがしますが、通話定額オプションなどを加えるとかなりお得です。
また、NUROモバイルも新たなプラン「かけ放題プラン」を投入してきました。回線はドコモとauを選べます。通話がかけ放題になるだけではなく、データ通信1GBも付いてますのでスマホでも十分使えます。
NUROモバイルのかけ放題プランはこんな方に使えるのではないかと思います。
- 通話かけ放題が欲しい。
- 基本は自宅や勤務先のWi-Fiを使えるのでデータ通信は1GBもあれば十分。
- ガラケータイプの折りたたみケータイを使っているので通話がメイン。
- それでいて月額料金は1870円というのは魅力的。
↑ これはまさに私の使い方です。このNUROモバイルの新しい「かけ放題プラン」が出てから、povoから乗り換えました。さすがにデータ通信の速度はpovoには負けますが、3GBも使わないし、特別高速じゃなくても問題ないので十分です。