コロナ禍が長引いている影響か、家庭内でのハラスメント「フキハラ」、つまり「不機嫌ハラスメント」が徐々に増加しているそうです。
フキハラ(不機嫌ハラスメント)とは?
誰でも嫌なことがあったり、ストレスを抱え込んでいるときには不機嫌になることがあるものです。たいていの人は不機嫌になったとしても、それを周囲の人にはあまり知られないように振る舞うのではないでしょうか。
ところが、不機嫌であることを隠そうともせずに不機嫌なまま周囲の人と接する人が最近増えているそうです。要するに自分をコントロールできないということなのでしょうか。
でも、よくよく話を聞いてみますと、どうやらそうでもなさそうなんです。
「不機嫌であることをアピールすることによって相手を威圧すること」
これがフキハラ(不機嫌ハラスメント)の正体のようです。
でもこれが家庭内であるとしたら、たまったものではありません。
このフキハラ(不機嫌ハラスメント)、家庭の中ではどんな態度になって表れてくるのでしょうか?
家庭内でのフキハラはどんな形で表れているのか?
では、家庭内ではフキハラ(不機嫌ハラスメント)はどんな形で表れているのでしょうか?
いろいろ調べてみますと、たとえば
- コロナ禍で外出自粛なので自宅でくつろいでいると妻が不機嫌になる。
- 異様に大きな音で家事をする。
- 妻が夫に話しかけても黙り込んで無視する。全然会話に応じてくれない。
- 聞こえているのに聞こえないふりをする。
- 話しかけても眉間にしわを寄せて大きなため息をつく。
職場でもこんなことが毎日続くと嫌になりますが、狭い家の中で、しかも夫婦の間でこんな状態って嫌ですよね。
では、このフキハラ(不機嫌ハラスメント)の原因はどこにあるのでしょうか?
フキハラ(不機嫌ハラスメント)の原因はどこにあるのか?
妻が不機嫌になる原因として多いのは、こんなかんじです。
コロナ禍のためテレワーク(在宅ワーク)で家にいるにもかかわらずまったく家事をしようとしない夫を見ていて腹が立ち不機嫌になる。
では夫の側ではどうなのでしょう? 普段、会社で仕事をしている夫が、いつも妻の目のある自宅で仕事をしなければならないというストレス(?)が原因ということもあります。
この8月は夏休み、お盆と家族で過ごす時間が増えます。ただでさえコロナ禍でストレス解消もできないのに・・・という夫も妻も多いのではないでしょうか。
だからと言って、このまま家庭内をフキハラ(不機嫌ハラスメント)に支配させておく必要はありません。
フキハラ対策はあるの?
これはやはり話し合いではないでしょうか。
ハラスメント対策専門家の倉本祐子さんによるとフキハラを受けている人は、
「(相手と)話し合うことが一番。とはいえ、簡単には会話の場を設けづらい、話をする勇気がないという方には夕食後がベスト」
とのこと(羽鳥慎一モーニングショーより)。
2021年8月11日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」の公式ツイッターではこんなツイートがされています。
では、フキハラを減らしていくには、一体どうすればいいのでしょうか。
ハラスメント対策専門家の倉本祐子さんによると、
フキハラを受けている人は、
「(相手と)話し合うことが一番。とはいえ、簡単には会話の場を設けづらい、話をする勇気がないという方には夕食後がベスト」と言います。 pic.twitter.com/9om9IVamsA— 羽鳥慎一モーニングショー (@morningshow_tv) August 11, 2021
そんな関係を改善するためには、やはり話し合いですね。
「夕食後に話し合うのが良い」らしいです。理由は「満たされているから」。
あとは機嫌の良いときを見計らって話し合うということでしょうか。
フキハラをやってしまう人は「鏡で自分の顔を見る」よう勧められています。自分がどんな表情をしているかを客観的に判断できるようにするということでしょう。
みやぞんは「自分の機嫌は自分で取る」
今の社会では自分の機嫌の悪いのを人のせいにする人が多過ぎますよね。あたかも「あなたが悪いから私の機嫌が悪いんだ。あなたがちゃんとしてくれたら、私の機嫌だってよくなる」的な。
みやぞんさんの名言を思い出しました。ある番組で「相手から責められている状況がつらい」というファンの悩みに対しこう語っていました。
「相手は変わらないよ。こっちが気にして寝れなくても相手は寝てる。せっかくの人生嫌な人の事を思って生きてもしゃーないよ」
そんな考え方ができればいいですよね。夫婦や家族と職場の人間関係ではかなり違いますが。