事故の相手をケガさせてしまった場合はどこから出るのか? それは「対人賠償」からです。また相手の車とか自転車などの「物」を壊してしまった場合は「対物賠償」から出ます。相手の物に損害を与えた場合の保険が、「賠償責任保険」です。

ちなみに対人賠償に関しては、2段階式になっていますので、まずは自賠責保険から賠償されます。そして自賠責保険の限度額を超えた場合に、対人賠償から賠償されます。自賠責保険の限度額は、傷害で120万円、死亡で3000万円です。後遺障害が認定された場合はその等級に応じて支払われます。

対人賠償が2段階式になっているとはいえ、実際には自分が加入している任意保険会社の対人担当者がすべて事故関係の手続きを行うので加害者がすることはほとんどありません。

下記のことは加害者も行う必要があります。

  • 被害者への謝罪・・・菓子折りなどを持って謝罪に行くことにより、人としての道義的・倫理的な責任を果たす必要があります。それは、被害者の心象もよくし、示談を早める結果につながる場合も少なくありません。
  • 対人担当者への協力・・・対人担当者はあなたの味方です。協力しましょう。チームとして相手方へ賠償するという気持ちが大切です。「自分は保険料を払っている客なんだからお前が全部やれ!」という気持ちは捨てましょう。

ちなみ、この自賠責保険は「物」に対しては賠償されません。あくまでも相手が人間だった場合です。(動物は法律上は「物」です。どんなに家族のように愛していても、「物」なんですね。) ただし裁判では、動物が相手だった場合にちょっとかわった判決が下ったことがありますので、興味がある方は調べてみると良いと思います。