MRI

交通事故によるケガが長引いてなかなかよくならない・・・そんな後遺症に悩まされているときは後遺障害の申請をしてみることをオススメします。

では、後遺障害の申請はどのように行うのでしょうか。




方法は二つあります。

1. 相手保険会社の人身事故担当者に依頼する。
2. 自分で被害者請求で後遺障害の申請をする。

オススメはなんと言っても、2の「自分で被害者請求で後遺障害の申請をする。」です。自分で、と言っても本当に自分で行うのではなく、実際には自分が依頼した交通事故専門の行政書士や弁護士にやってもらうということです。

なぜ、交通事故専門の行政書士や弁護士に依頼するのがよいのでしょうか? 

それは、後遺障害の認定を取るために何が必要なのかのアドバイス・コンサルを受けることができるからです。でも、相手保険会社の人身事故担当者に依頼したらどうなのでしょう? 

後遺障害に認定されると、支払わなければならない賠償金が増額しますから、おそらく被害者に有利なアドバイスやコンサルなどは期待することはできません。となれば、やはり自分が探した行政書士や弁護士に依頼することが賢明といえます。

後遺障害とは?

まず、「後遺障害とは何か?」についてです。それは、ケガをしたあと、治療をしても治らなかった症状で、かつ「後遺障害」として認定された後遺症のことです。

つまり、症状がいつまでも残っているとしても、保険上「後遺障害」として認められるための必要な要件を満たしているもののみが「後遺障害」と呼ばれます。

どんな要件が必要なのかは、その診断名によってかわってきます。ここですべてを網羅することはできませんが、後遺障害として認定されるうちの9割以上を占めている、いわば「ムチウチ」について挙げてみたいと思います。

ムチウチが後遺障害として認定されるための要件とは?

一般的に「ムチウチ」と呼ばれているものは、「頚部捻挫(けいぶねんざ)」や「頚椎捻挫(けいついねんざ)」、「腰部捻挫(ようぶねんざ)」や「腰椎捻挫(ようついねんざ)」と診断されているもののことです。

ムチウチが後遺障害として認定されるためには、最低でも6か月間は通院していなければなりません。通院する病院は、整形外科です。整形外科に半年以上通院しても治らなかった後遺症は後遺障害として認定される可能性があります。

といっても、通常、ムチウチには「他覚所見(たかくしょけん)」がなく、被害者本人が「痛い」「しびれる」と主張する、いわば「自覚症状(じかくしょうじょう)」のみ。

自覚症状のみであれば、本当に痛いのか、本当にしびれるのかが証明しにくいですよね。お金欲しさに嘘を付いている可能性も否定できない・・・と思われてしまいます。そこで、その痛みや痺れを裏付ける検査を行って、陽性であれば、実際に後遺症が残っているだろう、として認定しましょうということになります。

でも、できれば、MRIなどの検査で、はっきりと画像上、神経が障害されていることが写っていれば証明しやすいのは言うまでもありません。

MRIで異常がない場合は?

ではMRIで異常がない場合はどうすればよいのでしょうか? その場合でも、実際に常時痛みや痺れがあるのでしたら、別のMRI検査を行ってみるというのも一つの方法です。

MRIというのは、通常は数mm間隔で撮影されています。そうすると、その撮影した箇所と箇所の間の、神経が障害されている箇所を外して撮影してしまっていることもあるのです。

それが疑われる場合には、たとえば、2mm間隔で再度撮影してもらうのも一つの方法です。

あるいは、別の検査方法で異常を裏付けることもできます(詳細は、交通事故専門の行政書士や弁護士におたずねください)。いずれにしても、大切なのは「確かに異常がある」ということを証拠によって裏付けるということです。

ちなみに整骨院だけに通院していた場合は、後遺障害の申請はできません。申請のためには「後遺障害診断書」を書いてもらう必要があるのですが、それを書けるのは医師だけだからです。そのためにも、整形外科にきちんと通院している必要があるのです。