高額賠償事故

対人賠償・対物賠償の保険金額の主流は、「無制限」です。それはなぜでしょうか?

なぜなら、事故の相手を自分で選ぶことはできないからです。事故の相手は高額所得の医師や弁護士、はたまたAKB48のタレントさんだったり、有名な俳優さんだったり、長者番付に名を連ねるような実業家だったり・・・と、事故の相手を選ぶことは当然できませんね。

ですので、間違いなく「無制限」がオススメです。実際、無制限と1億円の保険金額では保険料(掛け金)はほとんどかわりません。




対物に関しても同じことがいえます。ところが、対物賠償額に関してはいまだに「200万円でいい」と言って頑なに無制限を拒む方がいます。

理由を聞いてみると・・・

「街中で200万円を超える車は走ってない」

というのです。

その考え方が間違っています。確かに1台200万円を超える車はそうそう走っていないかもしれません。でも、多くはないとしても300万、400万円の車も走っています。

それに、その方は大きな勘違いをしています。事故は自分と他の一台の車との事故とは限らないということを見逃しているんです。何台もの自動車がかかわる玉突き事故ということもありますし、

自分がぶつかった車がそのはずみで店舗に突っ込むということだってあることでしょう。そうなると、相手の車だけではなく、店舗の建物や設備什器の損害賠償まで求められることになりかねないのです。そうなりますと、その額が1000万円を超えることはざらです。

高額賠償の判決の幾つかをご紹介します。

2億6135万円/積荷(呉服など)/1994年判決
1億3580万円/店舗(パチンコ店)/1996年判決
1億2037万円/電車、線路、家屋/1975年判決
1億1798万円/トレーラー/2007年判決
1億1347万円/電車/1998年判決
(出典:ファクトブック2015日本の損害保険(一般社団法人日本損害保険協会))

こういった事例からもわかるように、200万円を超える車は走っていないとか、そういう問題ではなく、それ以外の対物賠償もあり得るのが現実の事故なんです。こういった事案に関しても、もし、「対物無制限」の自動車保険に加入していれば、何の心配もなく支払ってもらえます。

もちろん、こういった高額賠償の事案というのはそうそう起きるものではありません。ですが、実際に起きていることにかわりはありません。

であれば、たかだか数百円という保険料をケチって大きな負債を抱え込むより、万一のときには保険会社に支払ってもらってスッキリしたほうがずっとよいのではないでしょうか。