中断証明書発行要件

事故で車が全損になって、廃車した場合にすべきことは何か? 

それは、保険の解約です。もちろん、廃車にしたあと、すぐに新しい車に入れ替える場合は解約の必要はありません。

ただ、新しい車の納車までまるまる1か月以上かかるのであれば、一度、保険を解約して「中断証明書」を発行してもらったほうがよいです。保険料をムダに払う必要はありませんから。



中断証明書とは?

中断証明書とは、車が手元にない状態でも保険の等級を保存するための書類です。その中断証明書を発行してもらえば、等級を10年間保存することができます。

ただし、中断証明書を発行するために必要な要件があります。次の要件を満たさなければ中断証明書は発行されません。

(1)保険期間中に中断する理由が以下のいずれかであること。
  ・車を一時抹消(いわゆる「廃車」)、または永久抹消した。
  ・車を一時抹消、または永久抹消するために業者に引き取ってもらった。
  ・車は手元にあるが車検が切れた。
  ・車が盗まれた。
  ・車が災害により滅失した。
  ・車が車両入替手続きにより、他の保険契約の対象となった。

(2)中断する契約の次の等級が7等級以上であること。
  ・保険期間中に事故があった場合は、その事故に応じて下がった等級が7等級以上であること。

特に大切なのは、上記の状態になっているのが保険期間中である、という点です。

どういうことなのか一つの例をあげてみます。この場合は中断証明書は発行できるでしょうか? 考えてみてください。


【問題】

Aさんの車の車検が3月30日で切れます。でも、長期で出張になり、その車にはしばらく乗らないので車検が切れたあとは車庫に置いて保管しておこうと思っています。

ちょうど保険も3月25日が満期なので、3月25日から車に乗らなければいいだけなので保険を更新せずに中断証明書を発行してもらおうと思っています。

この場合、中断証明書は発行してもらえるでしょうか?


いかがでしょうか?

正解は、「中断証明書は発行できません」、です。

その理由は、保険が満期を迎えたあとに車検が切れるからです。

もし、Aさんが保険を更新すれば中断証明書は発行できます。そして、発行手続きが済んだあとで、保険を解約すればよいのです。

これが正しい中断証明書発行手続きの流れです。この、「保険期間中」にというのが大事なポイントです。車検切れだけではなく、その他の事情の場合もすべて「保険期間中」にその状態にならなければ、中断証明書は発行されませんのでご注意ください。

また、冒頭であげた「事故で全損になった」という場合、契約者からの申し出がないかぎり、全損になったからといって、自動的に保険が解約になるわけでもないですし、中断証明書発行が自動的にしてもらえるわけでもないので、その点も注意が必要ですね(親切で気が利く代理店さんは教えてくれますけど)。 

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