最近の自動車保険の多くは「レッカーサービス」が標準で付いているので、万が一、事故で車が自力で走行できなくなってしまっても、レッカー代が別途かかってしまうということはほとんどなくなりました。

レッカーの手配の方法についても何も難しいことはありません。自分が加入している保険会社の事故受付のフリーダイヤルに電話すれば、たいていの場合、そこで手配そのものも完結するか、もしくはレッカー手配の部署に転送してくれます。

ところが、実はそのあとのことが結構問題になってしまうようです。それはどんな「問題」か? それは車がレッカーで運ばれたけど、取り残された人間はどうやって帰ったら良いのか?という問題です。多くの人はレッカー車に乗せてもらえると考えるようです。しかし残念ながらそれはできません。
レッカー車には人は乗せてはいけないことになっているからです。

では、人はどうやって帰ってくるのでしょうか。それは、タクシーかバスなどの公共の交通機関で帰ってくるという方法です。しかし交通の便の良い場所で事故に遭遇するとは限りません。むしろ、その逆のことが多いのではないでしょうか。交通の便の悪い場所、最悪の場合、山奥だったりということもなきにしもあらずです。

そのような事態を見越して、各保険会社では様々な特約(オプション)を用意しています。例えば、東京海上日動では「おくるま搬送時選べるアシスト」という特約があります。その特約には次の5つの補償がセットになっています。

  1. レンタカー費用
  2. 30日間を限度にレンタカーを借り入れることができる。

  3. 車両引取費用
  4. 修理完了後の納車費用または契約車両の引取りに必要な往路交通費を補償。

  5. 緊急宿泊費用
  6. 緊急に宿泊を必要とする場合の宿泊費用を補償。

  7. 代替交通費用
  8. 自宅や当面の目的地までの移動手段を補償。

  9. キャンセル費用
  10. 事故により、予約していたホテルやコンサートなどに行けなくなってしまった場合のチケット代などを補償。

上記は東京海上日動の補償内容ですが、損保ジャパン日本興亜や三井住友海上、その他ネット通販系の自動車保険でも細かな点は異なるものの同様の補償が用意されています。

事故に遭った直後には頭が回らないものですが起きる前の今こそ、一度ご自分が加入している自動車保険の補償内容を見直してみてはいかがでしょうか?