ポケモンGO

ちまたを賑わせているポケモンGO。もちろん、私の住んでいる街でもやっている人を見かけます。ところが、このポケモンGO、歩きながらだったり自転車に乗りながらだったり、挙げ句の果てには車を運転しながらやったりしてるものだから、事故が多発しているそうです。




自動車を運転中であれば、自動車保険から補償される場合もありますが、歩行中や自転車に乗っているときの事故の場合はどうでしょうか。

その場合は、「個人賠償責任保険」あるいは「日常生活賠償責任保険」に加入していれば、補償されるかもしれません。この「個人賠償責任保険」や「日常生活賠償責任保険」というのは、日常生活で法律上の損害賠償責任を負ったときに使える保険です。

具体例を挙げてみますと、

    ・自転車を運転中に、人に接触してケガをさせてしまった。
    ・自転車を運転中に、他の自転車にぶつかってケガをさせてしまった。
    ・犬の散歩中に飼い犬が他の人を噛んだ。
    ・子供が学校で遊んでいるときに、他の子供をケガさせてしまった。
    ・スノーボードをしているときに、他の人にぶつかってケガをさせてしまった。

というようなケースです。お気付きのようにいずれも、自分がほかの人に損害を与えてしまったというケースで使えるという保険なんです。

では、冒頭のポケモンGOをやりながらの「歩きスマホ」などの場合はどうなのか? 使える場合もあるでしょう。でも、使えない場合もあります。では、どんな場合には使えないのでしょうか。

ポケモンGOでケガをさせてしまったが保険は使えない?

それは約款の文言が関係してきます。

偶然な事故により他人にケガを負わせたり、他人の財物を壊したりしたこと等によって、法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害に対して保険金をお支払いします。

たとえば、人の往来の激しいところをポケモンGOをしながら自転車を運転していた時に歩行者と接触してケガをさせてしまったという場合。それは本当に「偶然」と言えるのか?が問題となります。

賠償責任保険の場合、通常は「故意」じゃなければ補償することが約款に記載されています。これが自分自身のケガの保険である傷害保険と異なる部分です。傷害保険や火災保険の場合は「故意」の他に、「重大な過失」の場合にも保険金は支払わないと明記されています。つまり、賠償責任保険の場合、「重大な過失」でも支払うことになっているわけです。それは、明らかに被害者保護のためです。もし、重大な過失を免責(保険金を払わない)とするなら、自動車保険の脇見運転やスピードの出し過ぎ、飲酒運転では保険を使えないという事態となり、保険の意味がなくなってしまいますよね。

ポケモンGOで事故

しかし、人の往来の激しいところをポケモンGOをしながら自転車を運転していた時に歩行者と接触してケガをさせてしまったという場合、その場合にはもしかしたら、「それは偶然ではない」と判断される可能性がなきにしもあらず、です。

結論

ポケモンGOをしながらの歩きスマホ、自転車に乗りながらのスマホ、自動車運転中のスマホは絶対にやめましょう。

また、個人賠償責任は自動車保険や火災保険に特約で付けることはできますが、それ単独での契約というのは今はほとんどありません。加入したいという場合には、自分がすでに加入している保険のどれかに特約で付けられないか保険会社に相談してみるとよいでしょう。